AndroidアプリはGoogle Play Storeのレビューが積み上がり式なので、一度低評価なレビューがついてしまうと評価をあげることは難しいです。かと言って、インセンティブをバラまいて故意に高評価なレビューを得ようとすると、ストアから消される可能性もあるので注意が必要です。
この記事では以前Qiitaに追加した記事を元に、レビューに関してやって効果があったこと、やってはいけないことについて紹介します。
目次
レビューガイドラインを無視してはいけない
あなたのレビュー訴求は大丈夫?Androidのレビューガイドライン無視とそのリスクで書きましたが、Androidアプリの開発にもポリシー違反の管理があります。ポリシー違反をすると、アプリのバージョンアップが認められない、ストアからアプリが削除される、アカウントが停止されるなどの罰則があります。
レビューにおいてはスパムとストア掲載順位によると以下のような注意事項があります。
- 評価を操作しようとしない
- インセンティブによって評価を誘わない
- アプリを複数回評価しない
- レビューに不適切なコンテンツを含めない
です。この中でいくつかピックアップして説明します。
評価を操作しようとしない
こちらは開発者が自ら自分のアプリを評価したり、高評価なレビューを書いてくれる会社にお金をお金を払って大量にレビューを受けることがあげられます。こういったレビュー操作はいずれGoogleにバレることになるのでやってはいけません。
インセンティブによって評価を誘わない
ゲームのレビュー訴求では「500コインプレゼント」や、招待コードによるインセンティブがあります。これをおこなった場合得られるレビューは「500コインもらえるのでレビューしました」や、「この招待コードを入力すると初めから500コインもらえます」などといったレビューが集まります。このようなレビューはスパム認定されます。
スパム認定されるとどうなるのか?
スパム認定されたレビューはカウント対象外になります。せっかく高評価をもらっていても、カウントされないのであれば意味ないですね。また、あまりにも悪質な場合はアカウント自体が削除される可能性もあります。企業で運営している場合は大ダメージだと思うのでやらないようにしましょう。
高評価なレビューをもらうためにやったこと
私のアプリで実践したレビュー対策を紹介します。
Androidアプリでレビュー訴求の実装とレビュー荒れ防止の対策についてに詳しいアプリの状況などが載っていますのでそちらも参考にしてみてください。ここではその記事の補足を書いていきます。
レビュー訴求タイミングと訴求方法の工夫
レビュー訴求のタイミングは、ユーザーがしっかり定着してくれたタイミングにしています。ユーザーがある程度使ってアプリのことがわかったタイミングでないと良いレビューは得られません。
また、訴求内容に「要望を書く」も用意しました。レビューは書きたくないけど要望はしたいユーザーを逃さないためです。
要望はアンケート形式になっていて、Googleスプレッドシートに溜まっていきます。実際に頂いた要望を元に新しい機能も追加できたのでオススメです。
レビュー返信を行う
頂いたレビューにはすべてに返信しました。要望や不具合報告があった場合は即座に返信することが重要です。

ユーザーがレビューを更新してくれる
上図の用に、ユーザーが高評価にレビューを変更してくれる場合があります。不具合報告で評価が低かったのですが、すぐに修正しユーザーに修正したことを伝えたら評価がよくなりました。レビューは積み上がり式ですが、ユーザーがレビューを更新してくれた場合は再計算されるのでとてもありがたいです。
レビュー返信を通してユーザーとのコミュニケーションすることはとても重要なので皆さんもやってみてください。
これらを実践してみた結果、レビューの伸び率がとても良くなりました。

レビュー対策をしてからのレビュー遷移
2015年2月あたりからレビュー訴求を仕込み、レビュー返信も実施していきました。この2年でかなりレビューは良くなりました。
まとめ
- レビューガイドラインに反することはやらない
- レビュー訴求のタイミングを工夫する
- レビュー返信は必ず行う
- 不具合修正後はレビューに返信する
です。皆さんもぜひやってみてください。